セイコー社製のSKP電波ムーブメント搭載の掛け時計の生産に遅れが生じております。現在、ご注文いただいた分が、5月末出荷になっていまします。お客様には、大変ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
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2017/05/20 12:46
今日ご紹介するのは、「 尾っぽが長くて、くびれた針がかわいい時計」
ポイント1「尾っぽが長くて、くびれた細長い針」(しつこいですね(笑))
我々の業界は、針屋さんのカタログから針を選んで、オリジナルな枠や文字盤を組み合わせて時計を作るのですが、
ついに加藤木工、針まで自作することにしました(゜∀゜)
自作なんで、決してお金を払って作ってもらうんじゃなくて、自分たちで形にして色つけてますよ。
ついに木工やじゃ無くなって来てますね(笑)
ポイントはやはり「お尻を長くして全体がシャープに見える」と言うことです(しつこいですね(笑))
ポイント2 文字
文字は角の立たない丸い文字にしました。
全体的に柔らかい印象になってます。
色も淡く灰色で。。。
ポイント3 枠
木工屋さんなんで、やっぱり枠です。
枠の奥行きは46mmあります。
数値で言われでも・・・ですね。
時計を作っていて言うのもなんですが、もう時計は時計じゃなくてインテリアアイテムの一つですね。
時間を知るだけならテレビやスマホなんでもついています。
そのためにもガッツリとした46mmという奥行きが必要なのでは無いかと思います。
枠の材料はホワイトアッシュ。
導管が強くて木目がはっきりしているのが、ホワイトアッシュです。
アメリカから旅をして来ました。
ここで木工屋さん加藤の個人意見ですが、
加藤木工では外材を主に使って、加工しています。
よく
「日本の木を使って、もっと質の良いものを作れば・・・」
と言われることがあります。
「日本産=高級とか質がいい」
とかって企業が作る商品を売るためのストーリー。
要は「作り話」だと思っています。(あくまでも私個人の意見ですが)
だって単純に考えて、林業が衰退して、「枝打ち」も「間伐」もせず、野放しになっている山から
「良い木が取れるわけないじゃないですか〜」
と思っています。実際買っても、外国の材料の方が質が良いと思っています。
「日本=良い」「外国=粗悪」という発想は違うのではないかな〜と思っています。
作っていていうのも、なんですが
「海外のものづくりの方が上手だな〜」
って思うこともあったりなんかしちゃったりして・・・
と言ってても仕方ないので、
私たちも私たちにできる最高のものづくりをしていきたいと思います。
終わり。